昨年は、とある造成地でコアジサシの営巣に出会うことができた。
過去の日誌を紐解く。そういや、さんざん親鳥から威嚇されたっけ。
さて、今年はどうだろう?
まだ、営巣はなされていない様子。確かに時期が少し早い気がする。
砂利が広がる敷地には、まだコアジサシの姿は見当たらない。ここをただ眺めて
いても仕方がないので、干潟の方を見るとシギにチドリが屯していた。
いまだにどれが何チドリなのかも分からない。ただ眺めることに意義が
あるのである・・・
よく視るとコアジサシが居ることが分かる。干潟のゴカイを食べるっけ?
よくヒナに小魚を与えているのを観たことがある。
さて、そこから少し離れた場所では漁業者が漁をしていた。
マジャク・・・標準和名アナジャコである。
ここらではマジャク釣りというが、魚のように釣り針は使わない。
代わりに筆を使う。
浅く表土をほり(カマ立てという)、マジャクの生息孔を露出させる。
そこに筆を突っ込んでおくと、ナワバリ意識が強い性質から、その筆を
押し出そうと掴みかかってくる。
鋏が筆先をはさんだところで、指を添えてそっと引き抜くとマジャクが
獲れる・・・一寸変わった釣りである。
肝心の味だが、自分に取っては「珍味」であるとしか。
昼を回ったところで気温はすでに28℃・・・夏そのもののような暑さ
だった。
今日観た鳥:コアジサシ、カワラヒワ、カチガラス、ヒバリ、ウミアイサ?