新たに造成された土地は一見、何もいないように見えるが、こういう場所こそ
格好の観察ポイントになるかもしれない。
造成地の上空でピュイ!ピュイ!と鳴きかわす声が聴こえたので、見上げると
カモメとツバメが合わさったような外見の白い鳥が飛び交うのが見えた。
また、バラスだけが敷かれた未舗装の土地にも、同じ鳥が何羽か降りて
休んでいた。
この鳥は、夏に日本にやってくるコアジサシだ。実は初見である。
ツバメとこの鳥は外見のみならず、飛び方もホバリングすること以外はそっくりだ。
そういえば、尻尾も燕尾になっていたりする。
あまり数がいない鳥だとかで、絶滅危惧種としての扱いを受けているそうである。
河原のように石ころが多いところで営巣し子育てをおこなうのだが、露天では
外敵だらけだろうと心配になってしまう。
ほかにもシロチドリを多数見かけ、幸運なことに「子連れ」の親鳥も観ることが
できた。
親鳥はしきりにヒナにピッ!ピッ!と短く鳴いて警戒を促しているようだった。
今日観た鳥:コアジサシNEW!
トビ、シロチドリ、ヒバリ、ツバメ、キジバト、イソヒヨドリ♀、カワウ、
ホオジロ、カワラヒワ、ヒヨ、ムクドリ、カチガラス、シジュウカラ
使用機材:ヒノデ8×42-C2