自転車と双眼鏡~鳥観て星観て~

双眼鏡「初心者」が自転車に乗って鳥を観たり、夜は星を観たり。

南の島にて

南洋は実に暖か・・いや、暑かった。

2月だというのに気温28度。日差しはもはや夏。

内地では着ぶくれしていた筈が半袖で過ごせるとは。行った先でも鳥観に勤しむ。

キジバト?飾り羽がずいぶんと少ないか。

イソヒヨドリのような綺麗な声で鳴く鳥。必ず夫婦2羽で飛ぶ。

とても仲の良い鳥で、目が赤いのが特徴だ。

街路樹も豆?のような実がたくさん実っている。何の木だろう?

次は龍と虎のツインタワーが有名な湖にて。

池は意外と浅く、ゴイサギダイサギカルガモなどがいた。

また、魚はティラピア、あとはカメをかなりの数見掛けた。

遠くに異国情緒あふれる廟を観る。空がとても蒼い。

夜は大きな河でこれまた大きなアヒルを観掛けた。黄色いアヒルが2羽も!

この旅行でもサイトロンの5倍機はとても役に立った。

重くなく、嵩張らず、常に首から下げていられる。観たいときに何時でも

手に取れる・・・こんな便利なものはない。

つるかめつるかめ

鶴の優美な佇まいを愛でながら新年を寿ぐ。

中には親子だろうか、夫婦だろうか、仲よく思い思いに餌を摂っているようだ。

この時期はさすがに亀を観ることはないが、縁起が良いものは見飽きない。

眺めることしばし。

新年からいろいろとあるが、このように平穏な日が大切であると改めて思う。

今日観た鳥:マナヅル、ダイサギアオサギタゲリ、アトリ、ミサゴ、トビ、

マガモカルガモコガモオナガガモオオバン、カワウ、メジロホオジロ

ジョウビタキ♂♀、イソヒヨドリクロツラヘラサギハクセキレイキジバト

星が消えてゆく時間

少々年寄り臭いが早朝出歩くようになった。

ところが驚くほどにいぬを連れていたり、ひとりで黙々と歩くご老人を

かなりの数見かける。

そんな中でもあまり歩かずもっぱら空を見上げる。昨日の雨ですっかり

空中のホコリが流されてすっきり見えた。

南にまず目立つのが大獅子、その下に四角いカラス座とコップ座。

獅子の視線の先には双子星が見えて、その間に地味に、じつに地味に蟹が

潜む。

北を見ると北斗七星。二重星ミザールを堪能し、その先に牛飼い座と乙女を

辿る・・・そうこうしているうちに東の稜線が浮かびだしてくる。

空が明るくなるにつれ、星がすううっとひとつ、またひとつと消えてゆく。

カラスが南へ、カモは北へ。そのはるか上空には貨物なのか定期便。

この時間、なかなかに見飽きない。

クロツラ来る

潮がガバーッと引いた干潟にポツポツと見える白い影。

干潟に嘴を突っ込みながら頸を左右に振る仕草。見間違うはずもない。

クロツラよ、今年も来たか!何かを捕まえては食べているようだ。

今日はビックりするくらい沖まで引いていた。2kmは引いていたか。

これじゃあ、10倍のスコープくらいでは大して用をなさなかった。スポットが

欲しくなってくる。15羽くらい居たか。

それにしても、ガタ海でも綺麗なものだ・・・生き物の躍動がそこにある。

沖にはチドリなどが多数いるが、もはや何なのか判別できない。

トビとミサゴはすぐに分かる。カモが竿で飛ぶが・・・ありゃなんだろう?

うちで最大倍率のビクセン。古いが見かけ視野が広いため、意外と見やすく

何より軽いのが良い。普段は専ら星観用である。

朝はそれなりになったが、昼間はまだ暖かい。今日も自転車で気ままに・・・

今日観た鳥:クロツラヘラサギアオサギ、大中小サギ、なんとかシギ、○○チドリ

カモメ、トビ、ミサゴ、カルガモハクセキレイカワラヒワ、モズ、ヒヨ、ムク

メジロイソヒヨドリ、カチガラス、キジバトジョウビタキ♂♀、ホオジロ

カワウ、チョウゲンボウ

 

 

季節はずれの・・・(注意:蛇嫌いの方はリターン推奨)

これをタイプしている今、11月に半袖で過ごせるなんて今まであっただろうか?

と云うほどに昨日、今日ととても暖かかった、いや、むしろ暑かった。

朝から、自宅の庭でシジュウカラがつれあいを呼ぶ声がするので、見ると大きな

イモムシを咥えていた。はよ取りに来い!といった感じだ。数十パターンあるので

明かに何かの会話をしているのは間違いないだろう。

近くの公園でヒヨが騒ぐ声を聴けば秋なのかな。と思わなくもないが、11月なのか

と思うほどにとにかく暑い。

近くの山にでも行けば少しは涼しいかな・・と思い、久しぶりに出かけた。

ぼけ桜がこのとおり

ところが、山でもヒヨが騒いでいるのはいいとして、桜の梢には花が咲いていた。

すぐ近くでウグイスが囀り、谷渡りまで聴こえた。ああ・・すっかり春だ?

いやいや、目の前をむりやり横切るシロハラに秋なのだと現実に引き戻される。

アケビなんて今の子供は食べるのか?

しばらく登っていくと、メジロやヒタキなど多数見ることができた。

そういや、数年前までいたソウシチョウはとんと見ない。ウグイスの住処を脅かす

だのなんだのお偉いさんは宣うが、それは本当だろうか?このウグイスの大合唱は

一体何なんだろうか。

さらに登ると、ある崖で良いものを見つけることができた。

抜け殻まるっと一匹分

きれいに脱いだ蛇の抜け殻を発見。柔らかさから、脱いでそう時間が経ってはいない

物のようだ。

確保

当然、持って帰るために大切にナイロン袋に納める。その後、何気に崖を見ると、

あちこちに抜け殻があるではないか。

これはかなり小さな個体のもの

細切れで脱ぎ脱ぎ・・

確認できただけで、6匹分を発見できた。脱ぐためにからだを引っ掛けやすい根や

岩の割れ目が沢山あるからだろう。ただ、ここで面白いのは蛇にも個々に性格が

異なることだ。確保したものは几帳面に頭から脱いであったが、ビリビリに破いて

いたり、腹から脱いだものもいて動物であっても個性が見える。種類はシマヘビと

ヒバカリ。ヒラクチは山の中なのでいないだろう。

さあ帰ろう♪

エサになるハゼの実も「豊作」だ。これからもっと涼しくなるとルリビタキなどが

拝めるだろう。帰りにもやはりシロハラにいきなり目の前を横切られる。この妙な

習性はどうにかならんものだろうか。(可愛いので不問とするが)

今日観た鳥:ヤマガラシジュウカラ、ヒヨ、ムク、ホオジロ、大中小サギ、カワウ、

カルガモカイツブリ、アビ?、アオサギハクセキレイカワラヒワ、モズ、

メジロ、ウグイス、ジョウビタキ♂、シロハラキジバトカシラダカ、ミサゴ、

チョウゲンボウ

釣りながら観る。観ながら釣る。

「マザーリバー」で糸を垂れる。子供の頃からだと何百回通ったか

分からないほど慣れ親しんだ川だ。

周りには誰も居ない。海とは違い、潮騒がないからとても静かだ。

折川面をふうっと波をたてて風が吹き抜ける。とても気分が良い。

遠くでツクツクボウシが鳴いている。

カワセミが何度もツイー!と鳴いて目の前を横切る。蒼い弾丸のよう。

たまにウキの近くにクサガメやスッポンが浮上し、こちらを窺うが、

目が合うとさっと水底へ一目散に逃げていく。

この日はカワムツばかりが良く釣れた。

ルアーでも釣れるらしいが、小生は専ら延べ竿に1本針で勝負する。

なお、この日はヘラ竿14尺、道糸ファイヤーライン25LBS、針は

ウミタナゴ5号にハリス0.8号。袖も悪くはないが懐が弱いため、たまの

仔鯉にポッキリやられることが多く、最近はあまり使わない。

餌は不動の4番エース、マルキューの九ちゃん。

夕方の2時間で10匹ほど釣れた。ちと少ないか。そう言えば海は小潮

やはり何か関連があるのか??

今日観た鳥:カワセミ、??シギ(シギ類は一向に覚えない)、ホオジロ

キジバトカイツブリ、カチガラス、ムク、大中小サギ、アオサギ

 

潮が満ちる音

 沖の方から 「ぞざざざざざ・・・」 音がしてくる。

滿汐の音だ。

浜辺の海鳥たちもとうにどこかへ去り、だれもいない干潟が

徐々に波の下へ隠れてゆく。

1日に2度づつ月と地球の引力が引き起こす壮大な光景。

私の目の前の海は干満の差が大きいことで知られる。

あんなに沖まで干いていたものだが、どこへこの水は行って

いたのだろう。

「ぞざざざざざ・・・」

何かの鼓動のようでもあり、声のようでもあり・・・

目を閉じてしばし聴く。

ずうっと昔、どこかで聴いたような。

聴いたことがある「気がする」だけなのかもしれない。

ただ分かることは、これからもずうっとこの音は続くのだ。

 

今日観た鳥:コアジサシアオサギ、大中サギ、キジバトシジュウカラコゲラ

ヤマガラ、ヒバリ、カワウ、カワラヒワハクセキレイ、ツバメ、ホオジロ

イソヒヨドリ♀、カイツブリ