自転車と双眼鏡~鳥観て星観て~

双眼鏡「初心者」が自転車に乗って鳥を観たり、夜は星を観たり。

造成地のコアジサシ

新たに造成された土地は一見、何もいないように見えるが、こういう場所こそ

格好の観察ポイントになるかもしれない。

造成地にて

造成地の上空でピュイ!ピュイ!と鳴きかわす声が聴こえたので、見上げると

カモメとツバメが合わさったような外見の白い鳥が飛び交うのが見えた。

 また、バラスだけが敷かれた未舗装の土地にも、同じ鳥が何羽か降りて

休んでいた。

休んでいるコアジサシ

この鳥は、夏に日本にやってくるコアジサシだ。実は初見である。

ツバメとこの鳥は外見のみならず、飛び方もホバリングすること以外はそっくりだ。

そういえば、尻尾も燕尾になっていたりする。

あまり数がいない鳥だとかで、絶滅危惧種としての扱いを受けているそうである。

河原のように石ころが多いところで営巣し子育てをおこなうのだが、露天では

外敵だらけだろうと心配になってしまう。

ママから離れないようにね!

ほかにもシロチドリを多数見かけ、幸運なことに「子連れ」の親鳥も観ることが

できた。

親鳥はしきりにヒナにピッ!ピッ!と短く鳴いて警戒を促しているようだった。

今日観た鳥:コアジサシNEW!

トビ、シロチドリ、ヒバリ、ツバメ、キジバトイソヒヨドリ♀、カワウ、
ホオジロカワラヒワ、ヒヨ、ムクドリ、カチガラス、シジュウカラ
使用機材:ヒノデ8×42-C2

桑の実

先日、草苺の話しを書いたが、今回は桑の実である。

熟れると黒く、何かの虫を連想する人もいるくらい、あまり見てくれのよい

実ではない。

これがまた旨いのなんの・・・

しかし、ポリフェノールをはじめ、ビタミン類、体内の余分な塩分の排出に

効果的なカリウムを豊富に含み、実のみならず、葉には糖が気になる人に

有効とされる成分を含んでいると知ったら・・・?

さて、この桑は、かつて養蚕が盛んだったころの名残であり、小生の地元では

至る所に生えてよく目につく木でもある。

桑の木にはおいしい実がたくさん。

子供の頃から、そこいらで実っている桑の実を口にしていたので、草苺に並ぶ

なじみの味である。

香りは殆ど無いものの、ほんのり甘くプチプチした食感でいくらでも食べられる

おいしさ。おまけに、ジャムにも果実酒にも加工できる優れものである。

梅雨の直前のこの時期、コゲラシジュウカラ、ウグイスの囀りを聴きながら

桑の実を口にする。

目に鮮やかな新緑の深まりと、口に広がるほのかな甘み・・・これこそが、初夏の

楽しみの一つである。

今日観た鳥:コゲラシジュウカラ、ウグイス、ヒヨ、カチガラス、カワラヒワ

ホオジロコサギアオサギ、カワウ、ヒバリ、トビ、カイツブリキジバト

コジュケイ(声のみの出演)

ホオジロかなり目につく。メジロはもう見かけない(山奥へ帰ったか)。

勝間光学よ再び(賞月観星6×30)

このほど、勝間光学のスピリットを引継いだ「賞月観星6×30/8×30」が

リリースされた。

暫くサイト更新がされていなかったので、非常に心配していたところである。

 さて、この商品は勝間6×30に望月氏の好みを反映させた物だと思われる。

接眼レンズが大幅に大口径化され、とても覗きやすそうだ。更に、筐体が小型化

軽量化されているので、取り扱いは格段に向上しているだろう。

(あえてのゴム目当てなのは、やはり同氏こだわりの箇所か)

この写真は「賞月観星」ブログから拝借

5倍のサファリ5×21を入手して以来、低倍率機の覗きやすさは十分に実感して

いるところだ。ライバル機としてはヒノデの6×30ーB+、ケンコーのウルトラ

ビュー6×30WPあたりか。

現在、サファリと賞月観星UF7×32、ヒノデ8×42C2を中心に使用している

ので、ここに6倍機が入るとさらに充実する・・が、惜しむらくは本機はIF方式。

星はともかく、素早く飛び回る鳥を観るにはフォーカシングが非常に難しい。

これがCFだったならば・・と思わざるを得ない・・惜しい。実に惜しい。

コチドリ?イカルチドリ?さあどっち!?

GW最終日の朝、思い立って鳥観をする。今日はある圃場整備地に行ってみた。

小麦が稔り、やがて刈り取りを待つところだ。(このあと、水稲を植える)

徐州、徐州と・・♪

さて、圃場整備地区は人工的な環境ではあるが、それはそれで鳥たちは逞しく生きて

いる。

今はヒバリが天高く囀る時期だ。カワラヒワホオジロもしきりに飛び回る。

遠くの丘ではウグイスの囀りも聴こえる。下車して暫し眺める。実に気分が良い。

傍らの水路に目を向けるとなじみのセキレイ達やサギ類がいる。その中にチドリを

発見した。

コチドリイカルチドリ

ただちになんちゃってコリメイト撮影を行う。

くっきりした黄色い目張り、黒い襟巻き。チドリ類はバリエーションが多く、

その場では同定できないことが殆どであるため、帰ってから調べる。

どうやら、コチドリイカルチドリのどちらかと思われるが、両種は差異が少なく、

非常に判断が難しい。結果、黄色い目張りの鮮明さと肩口の白斑により、コチドリ

とした。

今日観た鳥:コチドリNEW!

カワラヒワホオジロ、ヒバリ、ウグイス、マミチャジナイ、キジバトムクドリ

コサギチュウサギアオサギ、トビ、ミサゴ、カイツブリ、カチガラス、モズ、

ハクセキレイセグロセキレイシジュウカラ、ヒヨ

その時期ならではの味

子供の日でいったんGWが途切れ、行楽地からはどっとクルマが帰途に付きだした。

どの車にも遊び疲れて居眠りしている子供の顔が見えた。

道路の傍らに野いちごを見つけた。春先に真っ白な花を付けるので、良い目印と

なっている。その紅い実を3つ4つ口に放り込む。ラズベリーのような押しの強い

ものではなく、慎ましやかな香りが口腔に拡がる。控えめな甘さが何とも言えない。

子供の頃から、こうしたささやかでも滋味あふれる味わいが大好きである。

野いちご 

もう少し山に行くとオレンジ色をした「もみじいちご」を見かけることがある。

そちらはより甘く美味しいものだ。

今日観た鳥:ホオジロシジュウカラ、モズ、カワラヒワキジバト、カワウ、

カイツブリキンクロハジロダイサギコサギアオサギ、ヒバリ、ツバメ、

メジロ、ウグイス、コジュケイ、ヒヨ、カチガラス

 

シロハラジョウビタキ、カモ類は完全に出国したようだ。

 

夜明けとともに

このところ、目覚めが早い。ともすれば5時前には起きてしまうことも。

こんな時は愛車をさっと引き出して出発だ。

早朝の風を切って走行・・・朝日を浴び、鳥の声に包まれながら走る。

風の中に草花の薫りも混じる。季節の移ろいを感じながらの贅沢なひと時。

朝日を目指して!

ヒタキに鴨類はすっかり見なくなった。やがてシロハラも出国か。

今日観た鳥:ホオジロメジロシジュウカラカワラヒワキジバト、モズ、

カチガラス、ツバメ、カイツブリキンクロハジロアオサギコサギ、トビ、

ハクセキレイセグロセキレイ

 

ツバメ来たりなば

朝霧に煙る湖面で多数のツバメが水面ギリギリを軽やかに舞っています。
本当に「軽快に」という表現がピタリ当てはまる飛び方です。

すごい急旋回でした!・・・一体何Gが掛かっているのだろう。
ウグイスの美声のあと、ツバメの姿を見始めたらもう春近しです。代わりに
日本から出国する鳥たちもチラホラ出てきます。クロツラヘラサギをここ
数日見ません。ジョウビタキシロハラツグミともそろそろお別れです。
鴨たちもそうですね。鴨って良く視るとすごく綺麗な色合いの鳥なんです。

美しいオシドリも見納め

柴の花の香りが終わるころ、桜が咲いてきます。次の季節の顔ぶれに出逢える
のがとても楽しみです。

今日観た鳥:マガモカルガモコガモヨシガモオカヨシガモオオバン
キンクロハジロホシハジロオシドリカイツブリシロハラジョウビタキ♂♀、
ホオジロカワラヒワメジロツグミ、ツバメ、イソヒヨドリ♀、ハクセキレイ
ダイサギアオサギ、ヒバリ、カワウ、ウグイス、カシラダカ、セッカ、モズ、
チョウゲンボウノスリ、トビ、ミサゴ、