ある船着き場にて乗船間もなくのこと。外がギョワギョワ騒がしい。何事?
と思い、外に出て見たら・・・カモメの大群に船を囲まれていた。
乗船客が撒く餌に寄ってきているようだ。
もはや餌付けされているかのように接近、肉薄してくる。
真っ白で綺麗な鳥だ。だが、あいにく私はカモメよりもタカが好きである。
ちなみに鳥ではないが、赤い鯉も好きである。
さて、よく見ると少し大きなアジサシのようにも見える。似通った形になる
には何か意味があるに違いない。
種類は・・・なんだろう?ユリカモメでもなく、ただのカモメでもない。
犯罪報道ではないが、「カモメのようなもの」としておこう。
どうれ私もひとつ・・・と、某海老の絵が特徴的な菓子を手にして差し出す。
ギャウギャウ言いながらまっしぐらに突っ込んできたので、危うくスマホが海に
オサラバするところだった。顔にそれなりの風圧も感じた。
それにしてもえらく人なれした鳥で、口移しでも十分与えることができそうだ。
こんな感じで、彼らは航路の中ほどまで追っかけて来ていたが、じきに元の港へ
戻っていった。旅路にカモメのお見送りも悪くはない。