昨日の雨で茶色く濁った水が流れ落ちる関で数羽のアオサギを見かけた。
このアオサギ、水面をじいーっと見据えて餌を待っていることが多い。
もっとも、この個体は頸をすっと伸ばしたモデル立ちをしていた。この姿勢で
動かざることしばし・・・それにしても、あと一歩で鶴になれそうなスタイルだ。
そうやっているとおもむろに向きを変えてくれた。何。撮ってくれだと?
アオサギはサギ類の中では、まま人に近しい部類ではなかろうか。あまり人を
恐れないというか。
さて、次は飛んでくれたので自分の中では良いカットが撮れた(と思っている)。
ふわりと舞い上がる。翼の打ち下ろし回数から揚力はそこそこありそうだ。
そして関の上でくるりとバンクし、元の場所へ戻るコースで飛行してくれた。
翼の形をよく見ると、飛び方や速度に応じた形状となっていることが分かる。
翼幅が長いから、ふわりと滑空するような飛び方が得意そうな形だろう。
(逆はツバメなどの短いブーメランのような翼。実に俊敏である。)
アオサギがまるでリクエストに応えたかのような行動をしてくれたので、楽しく
写真を撮ることができた。
静かな佇まいと優雅な飛行をどちらも披露してくれたので大満足である。
今日観た鳥:アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、
カワウ、ホオジロ、カワラヒワ、トビ、ヒヨ、コゲラ、シジュウカラ、メジロ、
ウグイス、ヤマガラ、ヒバリ、ムク、カチガラス、キジバト、モズ
使用機材:ペンタックス パピリオⅡ 6.5×21