気が付いたら前回の分から、ほぼひと月経っていた。
ネタがなかった訳でもないが、わざわざ書しておくようなことでもない。
仕事の気分転換もしなければ・・・さて、こういう時は本来の趣味である、さかな
釣りへ行くのだ。一路、子供の頃から通うマザーリバーへ。
餌はこれまた子供の頃から愛用するマルキューの「なんでも釣れる」九ちゃん。
サナギ粉の薫りと魚粉の旨味の二重奏に、多くの魚が虜になる銘品。
川の流れをぼー--んやりと眺め、その流れと一緒に移動するウキをこれまた
ぼー---っと眺める。その時は何も考えていない。考えない。
時折、カワセミのつがいが蒼い弾丸のように水面を掠め飛ぶ。コチドリ、タシギ
も何羽かやって来る。ヤマセミまで居たのには少し驚いた。スコープを持って
くれば良かったかな・・・刹那、ウキがピュッ!と水中に消し込む。
手にするのは先調子のヘラ竿。安物だが、やり取り次第では中コイくらいなら
いともたやすく御せる品だ。
まじまじと眺める。虹色が美しい。鳥もそうだが、魚の婚姻色もまた格別だ。
こういった良型がどんどん釣れる。
この川は主にオイカワ、ハヤ、カワムツ、カマツカ、ナマズ、マブナ、コイに
ウナギ、それとスッポンまで釣れたことがある。何が釣れるか分からないところが
とても楽しい。
そして、時間により釣れたり、急に釣れなくなったりする。これは鳥を観る時
にも強く感じることだ。「おかしいな、あんなにいたのに・・・?」
なぜ、いなくなるのか? なぜ、食わなくなるのか? 実に不思議だ。
自然のリズムを感じながらの遊びは本当に飽きることはない。
今日観た鳥:カワセミ、タシギ、キジバト、ハクセキレイ、カルガモ、ヤマセミ、
今日釣った魚:なぜか全てオイカワ