自転車と双眼鏡~鳥観て星観て~

双眼鏡「初心者」が自転車に乗って鳥を観たり、夜は星を観たり。

双眼鏡1つで生活が変わる!・・・かも知れません。 

【この趣味をやる前】

 私はもともと鳥や星々を観ていた訳ではありません。

この趣味をやる前も、自転車趣味をやっていましたが、事故で首を傷めて以来、

前傾姿勢で乗るロードレーサーから、上体を起こしてゆっくり走ることができる

ロードスターに乗り換えたとき、走行中の視野が広くなり、見えてくる景色も

変わったことに気が付きました。

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私の愛機たち。

【昼は鳥】

 すると、並木や川岸、湖畔など様々な所に鳥たちが居るのが目に留まるように

なりました。 「こんなに鳥っていたっけ?」

そのうち、同じ場所でも時間や季節で見える鳥たちも変わることに気が付きました。

鳥に目が向くようになると、自宅の周りにでさえ、スズメ以外にも鳥が居ることに

気が付きます。こうなるともう少し近寄って見たくなりましたが、彼らはすぐに

逃げてしまうので、近寄らずとも見ることができる・・・つまり双眼鏡を使おう!

ということになりました。

・・・しかし、双眼鏡なんて普通に生活していたらまず買うことがない品物です。

カメラならニコンキヤノンミノルタ、アサヒなどいくつか浮かびますが、こと

双眼鏡となればサッパリ。

昔なら、雑誌や専門店の熟達者を訪ねるしかありませんでしたが、今はネットで色々

調べられます。良い時代ですね。

調べて行き当たったのはペンタックスのパピリオⅡ。アサヒ光学なら間違いなし!

そうしてパピリオⅡを入手してからは何でも眺めました。倍率6.5倍なので、凡そ

6分の1の距離で近づいて見るのと変わらないことになります。

見慣れたはずのスズメもこんな可愛い顔なんだと改めて感心。羽毛や羽根の1枚1枚

もクッキリ見えます。池の真ん中で浮かぶカモだって大きく近くに!

【夜は星】

 やがて、夜になったら月を見るようになり、まぶしいけれど、金色に輝く月面の

ボコボコが見えた時は感動しました。

唯一知っていたオリオン座は真ん中の3ツ星、その下に連なる小さな3ツ星を見た

時の美しさたるや・・・!目が暗さに慣れると細かな星々が見えてきて、こんなに星って

あったんだ!?と、更に感動。

それ以降、ひとつづつ星座が分かるようになり、益々楽しくなっていきました。

酒呑んでうたた寝するだけの夜でしたが、双眼鏡片手に「天然プラネタリウム」を

愉しんでいます。いくらかの初期投資でずっと愉しめる良い趣味が見つかったと

思っています。双眼鏡は行く先々で、いろんなものを観せてくれる素晴らしい道具。

見慣れた景色の中にさえ、新たな発見があり、生活に活気と潤いを与えてくれて

います。ただ、これから始める方は、太陽だけは覗かないようにお願いします。

(他人様の生活も)